タワーマンションの地震の安全性〜耐震構造・制振構造・免震構造の違い、地盤(ハザードマップ)

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ハザードマップでリスクを事前にチェックしておくといいでしょう!

タワーマンションの魅力は、何と言ってもその高さを活かした景観と豪華さにあると言えます。

高層階から眺める夜景や朝日など、一般のマンションでは味わう事のできない風景には贅沢感や満足感を実感できます。

また、周りの視線を気にすることなくカーテンを開けたままで過ごすことができる最高の開放感があります。

ホテルライクなエントラスや廊下、共有スペースの豪華さも一般マンションの一歩上を行きます。

そんなタワーマンションですが、安全性はどうなのしょうか?

地震に強い建物の3つの構造

タワーマンションの特徴の1つに、地震に強い以下の3つの構造形式があります。

  • 耐震構造
  • 制振構造
  • 免震構造

1)耐震構造

耐震構造は太く頑丈な柱と梁で、マンション自体が地震に耐えられる強度にした構造形式です。

一言で言うなら、建物の堅さと強さで地震に対抗する構造です。

ただし、地震のエネルギーが直接、建物に伝わってしまうため、次に紹介する「制振構造」や「免震構造」に比べると、地震の揺れを感じやすい構造になっています。

揺れる分、壁や家具は損傷を受けますし、阪神・淡路大震災の時には転倒した家具の下敷きになってしまう人もいました。

また、上層階ほど揺れが大きくなります。地震ではなく、風が強い日でも揺れを感じることがあります。

そのため、現在のタワーマンションは次の「制振構造」と「免震構造」が採用されることが多くなっています。

2)制振構造

制振構造は、建物内部に地震エネルギーを吸収するダンパー(ゴム)を設置する構造形式です。

各階にダンパーを設置するタワーマンションもあれば、中間部だけに設置するマンションもあります。

上の「耐震構造」に比べ、風揺れや地震の揺れを小さく抑えることができます。

震度5以上の地震に効果を発揮すると言われています。

ちなみに、東京スカイツリーでも、この制振構造が使われています。

3)免震構造

最近のタワーマンションで一番主流になりつつあるのが、この「免震構造」です。

免震構造はタワーマンションと地盤の間に免震装置(ダンパーとアイソレーター)を設置し、地震の揺れに共振しない構造となっています。

そのため、ここで紹介した3つの地震対策構造の中では、一番揺れが少ないと言われています。

実際、当サイト管理人は免震構造のタワーマンションの20階に住んでいますが、初めて震度4の地震を経験した時、あまりに揺れが小さくてビックリした記憶があります。(震度2くらいに感じました。)

免震構造のデメリットは導入コストが高いことです。そのぶん、分譲価格も高くなる傾向があります。

また、将来的には免震装置も交換しなくてはならず、そのコストもかなりかかると言われています。

マンションに資産性を求める人は、免震構造じゃないと認めないというこだわり派な人もいます。

なぜなら、免震構造の方が高く売れる傾向があるからです。ただし、初期コストやメンテナンスコストは3つの中で一番かかると思った方がいいです。

停電やエレベーター

地震時には、タワーマンションのエレベーターは比較的早く停まるようにできています。

これは安全のためです。最寄りの階数で停まって、すぐにエレベーターの外に出た方が、エレベーターの中にいるよりも安全だからです。

地震が終わったことを確認できたら再始動します。

また、停電などで電気が止まってしまった場合、照明や電化製品を使用する事はできませんが、エレベーターや水道なども利用できなくなります。

停電時は一戸建てや一般マンションで言えることですが、高層階に住むとなると移動が困難なってしまうため、回復するまで不便な生活となりそうです。

ただし、最近の大規模タワーマンションは地震対策用に飲水や食べ物を用意しているところも多く、防災対策は一般的なマンションよりも優れている傾向があります。

地盤(ハザードマップ)

安全性でもう一つ言えることは、タワーマンションが建つ地盤です。

どんなに地震に強いタワーマンションであっても、地盤の条件が良くなければマンションへの影響は大きくなってしまい安全性も落ちてしまいます。

国土交通省が公開しているハザードマップを見ると、地震被害や地盤被害などの予想を地図上で見ることができます。

自分がタワーマンションを購入しようと思っているエリアを、ハザードマップで事前に確認しておくことをオススメします。

土地の地盤や標高などを見て、トータルで安全な位置にあるかを確認してみて下さい。基本的に標高が高いところは、地盤も固い傾向にあります。