タワーマンションは地震保険に入るべきか?補償額は低く共有部分は対象外

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地震保険は補償額が低く、共有部分は対象外です。

住宅を購入する際には火災保険とともに地震保険に加入するケースが増えてきていますが、タワーマンションにおいても地震保険には加入しておいた方が良いのでしょうか?

まず、タワーマンションの耐久性に関しては、建築に際して「RC造(鉄筋コンクリート)」や「SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)」などの工法が用いられていることから強度は非常に強く、また「制震構造」や「免震構造」といった地震に強い建設構造が採用されていることから地震による倒壊はほぼないものと考えられます。

ただ倒壊の可能性は低いものの、大きな地震ではまったく無傷であるわけには行きませんので、「保険に加入する必要があるのでは?」と住民なら誰もが考えるはずです。

しかし、地震保険の内容に付いて細かく確認してみると、全損をした場合でも補償額は元々の購入額を遥かに下回る数百万円台になることも多く、またエレベーターや廊下、階段などの共用部分に関しては保証の対象外になります。

わずかな補償額では再建することも他の住居に移ることも難しくなりますし、何よりマンションは共用部分があるからこそ生活ができるのであって、共用部分が保証の対象外になるのであれば話になりません。

この共用部分に関しては個々の住人が保険契約を結ぶのではなく、管理組合で保険契約を締結する必要がありますので、まずは住民同士でリスクを理解し、一致して契約を結ぶよう話を進める必要があります。

しかし、管理組合が機能しているかは個々のタワーマンションにより異なりますので、保険を契約できるかはまったく分かりません。

また専有部分の契約を行う際にも保険料の支払いを行うことになりますので、住宅ローンがどれくらいの残価があるか、また月々の家計で費用を捻出することができるのかなど、また別の問題も生じてくる事になります。

この辺については個々人により状況は大きく異なりますので、地震保険に詳しい専門家に相談する中で将来的に必要になってくる補償に関しては無理がない範囲で契約を行うと良いとしか言いようがありません。